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▼日本大学新設学部インタビュー 危機管理学部 安藤貴世教授

2016年4月に、日本大学が開設する危機管理学部。
社会を脅かす危機をマネジメントする人材を養成するための新しい学びを実践する学部です。
今回は、危機管理学部の教授に就任される安藤貴世先生に、具体的にどのような教育を展開するのか、お話しをうかがいました。


安藤 貴世 教授(あんどう たかよ) 東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。専門分野は国際法。博士(国際関係)。

Q 専門の研究分野を教えてください

A 私の専門分野は国際法です。個人の国際犯罪の処罰に関心を持ち、国際テロリズムへの法的対処として、国際法がいかにテロリストを逃がさないという枠組を構築してきたかを研究しています。戦争犯罪や近年ソマリア沖での増加が問題となった海賊行為なども研究対象です。


Q 現在の日本には危機管理をめぐるどのような問題があると思いますか。

A 日本人が海外で危機に遭遇する可能性も高まっていますし、いまやあらゆる危機が容易に国境を超えてやってきます。世界で発生している難民や移民の問題とも、日本は今後無関係ではいられないでしょう。そうしたことを考えると、危機に対応するための基本的な知識をしっかりとした学問体系のなかで学んでいくことは非常に有用ですし、社会に出たときにさまざまな局面で役立つはずだと思います。


Q 危機管理学部で展開される教育の特色として、どんなことが挙げられますか。

A 社会からの要請もあり、これからは危機管理の現場に多くの女性が進出することが望まれるでしょう。たとえば被災地の避難所で活動する警察官や消防吏員は男性が主体であることが多いため、女性や乳幼児のいるお母さんへの細かな配慮までは、なかなか気が回らないといった面があります。行政機関でも企業でも、女性ならではの視点での危機管理が求められていますから、ぜひ多くの女子学生にもこの学部で学んでもらいたいと思います。また、日本人が海外で危機に遭遇するだけでなく、日本国内で外国人が何らかの危機に巻き込まれるという事態も想定されますから、今後は危機管理能力と併せて、語学力も備えた人材が特に重用されるはずです。本学部では英語に加えて中国語や韓国語を履修できますから、語学力の研鑽にも力を入れられます。


Q 危機管理学部を志す受験生の皆さんに、充実した4年間を過ごすためのアドバイスをお願いします。

A いかなる種類の危機であれ、危機管理に携わる人にとって不可欠なのは、1人ひとりの人間を守るという視点です。そうしたことも意識しながら、人間性を高めつつ、危機管理について学んで欲しいと思います。大学時代は無限の可能性のかたまりであり、また実社会の一員として本格的な一歩を踏み出す入り口でもあります。危機管理を学ぶ仲間たちとともに人間力を育みながら、多様な経験もすることが大切です。



記事出展:Gakken大学進学情報11月「教授座談会」より抜粋・加筆