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▼日本大学新設学部インタビュー 危機管理学部 工藤聡一教授

2016年4月に、日本大学が開設する危機管理学部。
社会を脅かす危機をマネジメントする人材を養成するための新しい学びを実践する学部です。
今回は、危機管理学部の教授に就任される工藤聡一先生に、具体的にどのような教育を展開するのか、お話しをうかがいました。


工藤 聡一 教授(くどう そういち) 日本大学商学部卒業。駒澤大学大学院法学研究科博士課程修了。専門は航空法。博士(法学)。

Q 専門の研究分野を教えてください

A 私は航空法を専攻しており、航空機事故時の遺族救済のあり方などを研究してきました。2001年にアメリカで起きた同時多発テロが物語るように、航空機はテロに利用される可能性があることから、最近はテロリストに関する情報を各国が共有する体制の構築に関する研究も進めています。小型無人航空機ドローンの運用をめぐる法整備や、東京五輪を見据えてのその安全規制についても検討しています。


Q 現在の日本には危機管理をめぐるどのような問題があると思いますか。

A 危機管理を体系的に学んだ人材が不足しているといわれます。文系・社会科学系の大学の多くはゼネラリスト養成に重きが置かれていますが、この危機管理学部は社会科学系でありながら、スペシャリストやエキスパートを養成しようとしています。危機管理の分野は特殊で社内養成が難しいといわれるため、本学部で学んだ学生は、入社時から危機管理セクションの中核メンバーとして活躍することが期待されるわけです。


Q 危機管理学部で展開される教育の特色として、どんなことが挙げられますか。

A ゼミナールを始めとする少人数制の演習科目が豊富に設けられるのが特色です。また、公務員志望の学生には、日本大学の公務員試験支援センターと連携するほか、危機管理学部独自の講座も設けるなどして、万全のサポートを行う予定です。日本大学法学部では選抜制の受験研究室が設けられ、仲間同士が切磋琢磨することで自らを高めていますが、危機管理学部でも、勉学へのモチベーションをアップさせるためのそうした取り組みを用意する構想があります。

 私が専門とする航空法には、危機管理学部の専門科目の柱となる「災害マネジメント」「パブリックセキュリティ」「グローバルセキュリティ」「情報セキュリティ」の4領域が反映されています。現在は日本大学法学部で航空法をゼミナールのテーマにしていますが、その学生たちの就職状況は非常に良好です。その理由は社会のニーズにマッチしているからだと考えています。たとえば、動きが早い危機管理への対処法を追いかける積極性や、問題解決をするための思考力が鍛えられること。また、航空法の研究素材は英文の資料が中心なので、語学力やグローバルな視野も養えます。危機管理学部に設置される専門科目群はいずれもそうした側面を持つので、「社会に出て役立つ能力」をしっかりと身につけることができるはずです。


Q 危機管理学部を志す受験生の皆さんに、充実した4年間を過ごすためのアドバイスをお願いします。

A 本学部では演習系の科目を充実させていますが、ここでは主体的に臨むことが求められます。講義系の科目で学んだ知識を使い、学生が自らの問題意識に基づき具体的な課題の解決を行っていくのです。そういう環境のなかで、将来の目標に向かって貪欲に学んで欲しいですね。だからといって勉強一辺倒ではなく、キャンパスライフを謳歌することも人格形成上重要です。三軒茶屋という地の利を生かして、大いに楽しんでもらいたい。サークルやイベントなど、学生生活を豊かにするための要素も、できるだけ多く提供したいと考えています。


記事出展:Gakken大学進学情報11月「教授座談会」より抜粋・加筆